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2015/12/9

●回転型エレクトレット発電機の開発について

当社は、東京大学大学院工学系研究科教授の鈴木雄二氏との共同研究で、円盤形の小型発電機を開発し、2015年10月7日に開催されたCEATEC JAPAN2015に参考展示いたしました。

本デバイスでは、日常の動きである人体の運動や腕の軽い動きに合わせて、内蔵する円盤が回転して発電します。

円盤の回転エネルギーを電気エネルギーに変換するために、材料として、半永久的に電荷を内在させた絶縁体であるエレクトレットを使用しています。

仕組みとしては、多極の電極を形成したステータ上で、エレクトレット電極を形成したロータを回転させることにより発電します。これらの構成部品をMEMS(微小電子機械システム)技術を用いて作製することにより小型・薄型で軽量でありながら、大きな発電量を実現することが可能です。

《 仕 様 》
円盤直径 発電量
1.0インチ 20μW@毎秒1回転
1.6インチ 200μW@毎秒1回転
《 用 途 》

各種小型機器の給電向け

・ウェアラブルデバイス

・スマートフォン

・各種IoT機器

《 問合せ先 》

この製品に関する問い合わせは、ホームページ内の「◆新製品に関するお問い合わせ」よりお願いします。